WORKS

洋上風力発電

離島発 水と水素による 循環型社会構築実証プロジェクト

長崎県五島市にある椛島。本プロジェクトは、2010〜2015年までこの離島を舞台とした環境省による浮体式洋上風力発電の実証事業にて取り組んだものです。
現場を牽引したのは戸田建設を中心とした企業グループ。様々な分野の専門家が結集し、日本初となる浮体式洋上風力発電施設を設置。
島が必要とする電力を供給することに成功しました。言うなれば再生可能エネルギーの地産地消。
さらに余剰電力を使いきるべく、水素を製造し貯蔵。
それを燃料とする水素燃料電池船を開発。「海の風」から生まれた「電気」によって地域に電力を供給し、生活の源である船に「水素燃料」を提供するというエネルギー循環型社会のシステムをつくりあげました。

複雑な技術とシステムの全体像を、島の人々や見学に訪れる人々にいかにわかりやすく視覚化してデザインするか。
古民家を改装したインフォメーションセンター(Kaba Cafe)に始まり、水素製造プラントや燃料電池船まで、離島の海と山の中で「見て伝わるデザイン」、システムの視覚化と伝達を重視してデザインしました。
水素コンテナユニットは、法的離隔距離を確保した上で見学しやすい配置を計画。
担当した企業のロゴとともに水素を表わす色である「赤」と五島椿の「紅白」をイメージしたカラーリングにより、海上からも一目でわかる視認性の良いデザインとしました。
燃料電池船は、漁船型のヤマハFG-40HPをベースに築造。外観デザインは、水素の「赤」をメインカラーにレースカーのごとく海上を勢いよく走る姿を表現。
誰もが「水素の船」とわかるようなデザインを心がけました。